研究課題
本年度は、最大値投影OCT(MIP-OCT)およびエンフェイスOCT(E-OCT)を用いて、1mm四方に3〜5本存在する汗腺の立体イメージを構築し、複数の汗腺のダイナミクスを追跡した。さらに、刺激・ストレスに対する汗腺の反応速度や個々の汗腺の反応しきい値などの皮膚交感神経活動による汗腺生理機能の定量的評価を試みた。(1)光源に高輝度発光ダイオード(SLD)を用いたエンフェイスOCT光学系を構築した。E-OCTイメージと最大値投影法によるMIP-OCTを取得し、これらを比較・検討した。(2)イメージ領域は2×2mmとし、その中に存在する10本以上の汗腺のOCTイメージをビデオレートの約2倍のスピード(50fps)で取り込み、ボリュームレンダリングにより3次元イメージを構築した。(3)表皮下〜500μmの範囲を10μm間隔、1秒間でデータを取得し、これをもとに複数の汗腺の立体的なダイナミクスを観察した。(4)精神性発汗ダイナミクスの解明を試みた。個々の汗腺の刺激・ストレスに対する反応しきい値および反応速度、発汗量の定量化を行った。(5)交感神経活動変化による発汗量の定量的評価を行った。食事摂取による発汗量の計経時変化を測定した。交感神経活動に伴う汗の拍出量を評価した。
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