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2007 年度 実績報告書

変位MMG(筋音図)センサの開発と運動中のMMG計測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19500388
研究機関岡山大学

研究代表者

岡 久雄  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80116441)

研究分担者 岡本 基  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80144757)
北脇 知己  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (40362959)
キーワード筋音 / MMG / 筋電図 / 筋収縮 / 単収縮 / 随意収縮 / 運動 / フォトリフレクタ
研究概要

本研究では,スポーツや臨床医学で広く用いられている筋電図に代わり,筋自身の収縮特性を反映する筋音図(MMG)を測定するために,(1)身体の不随意な動きに影響されない光反射型変位MMGセンサを開発する,(2)運動中でも測定できるよう,電気刺激を加えて単収縮変位MMGを計測するシステムを構築することを目的とする。本年度実施した研究内容をまとめると,
(1)光反射型変位MMGセンサの開発およびセンサの基礎特性の検討
市販のフォトリフレクタ(発光ダイオード(LED,波長810nm)とフォトトランジスタ(PTr))を用いて,皮膚表面の変位変化を測定する変位MMGセンサを製作した。センサにはLEDの駆動回路やPTrの信号増幅回路も組み込んだので,電源を加えるだけで動作可能である。センサと皮膚との距離は約7mmになるようにアクリル脚で固定し,測定範囲は±2mm,センサの両脚間は30mmとした。センサは4.8gと小型軽量で,皮膚表面上に貼り付けて使用しても,運動や1G程度の衝撃によるノイズの影響はないことを確認にした。
(2)安静時の筋収縮実験で得られた変位MMG波形の検討
新規購入した筋音計((株)メディセンス,MPS110)を用いて加速度MMGを測定し,その波形を2階積分して変位MMGを求めて,試作センサでの測定結果と比較した。またレーザ変位計によって,直接変位MMGを測定したところ,試作センサで計測される信号の大きさは約1/16程度であったが,MMG波形はほとんど同じであったので,十分な精度で測定ができていることがわかった。さらに,随意収縮の大きさを変えて変位MMGを測定し,また電気刺激によって単収縮MMG波形を測定した結果,これまでに報告されている結果とほとんど同じであることを確認した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] フォトリフレクタを用いた変位MMGセンサの開発2008

    • 著者名/発表者名
      岡久雄, 栗山雄樹, 渡辺彰吾, 北脇知己, 岡本基
    • 雑誌名

      電子情報通信学会信学技報(MEとバイオサイバネティックス研究会) MBE2007-124

      ページ: 77-80

  • [雑誌論文] フォトリフレクタを用いた変位MMGセンサの開発-センサの基礎特性-2007

    • 著者名/発表者名
      栗山雄樹, 渡辺彰吾, 北脇知己, 岡久雄
    • 雑誌名

      第28回バイオメカニズム学術講演会予稿集 SOBIM2007

      ページ: 203-206

  • [学会発表] フォトリフレクタを用いた変位MMGセンサの開発2008

    • 著者名/発表者名
      岡 久雄
    • 学会等名
      電子情報通信学会・MEとバイオサイバネティックス研究会
    • 発表場所
      玉川大学工学部
    • 年月日
      2008-03-14
  • [学会発表] フォトリフレクタを用いた変位MMGセンサの開発-センサの基礎特性-2007

    • 著者名/発表者名
      岡 久雄
    • 学会等名
      第28回バイオメカニズム学術講演会
    • 発表場所
      岐阜大学工学部
    • 年月日
      2007-11-11
  • [備考]

    • URL

      http://www.okayama-u.ac.jp/user/fhs/kyouin_meibo/dm/DM/oka/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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