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2008 年度 実績報告書

コンピュータ断層画像を用いた肺リモデリング評価用バイオマーカーの創出

研究課題

研究課題/領域番号 19500421
研究機関大阪大学

研究代表者

富山 憲幸  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50294070)

研究分担者 本多 修  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80324755)
小縣 裕二  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60281127)
キーワード胸部CT / バイオマーカー / 肺リモデリング / 画像解析
研究概要

はじめに昨年度に引き続き、急性・慢性の間質性肺炎における全肺thin-section volume CT data、臨床所見、肺機能所見の蓄積と収集を行った。volume CT dataに関しては研究分担者が研究協力各施設に出向き、個人情報秘匿システムを介して、個人情報を完全に秘匿したdigital dataで保管し、解析を担当する大阪大学に持ち帰った。そのdataは大阪大学の大容量ハードディスクに保管した。また、臨床所見、肺機能所見に関しても完全に匿名化して研究協力施設より研究分担者が大阪大学に持ち帰った。蓄積されたこれらのvolume CT dataは逐次解析し、その結果の画像は大容量ハードディスクに保管した。今回の研究の目的は、CT画像からの肺のリモデリングを定量化するバイオマーカーを導出することであるが、volume CT dataの解析の結果、バイオマーカーとしてエントロピー、バリアント、コントラストが有用であることが判明した。そこで、開発したシステムにこれらのバイオマーカーを実装し、解析システムでの自動計測を可能にした。また、臨床volume CT dataの解析を通して発見された不具合を改善した。次に臨床所見及び肺機能検査所見との対比を通し、バイオマーカーとしての精度検証を多変量解析、相関検定を用いて行った。これらの結果を学会にて発表した。これらの導出された指標を用いれば、治療に反応する可逆的な変化と非可逆的な変化との境界を同定可能と予想される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肺のびまん性陰影におけるCTパターンのvolume histogramによる解析2008

    • 著者名/発表者名
      澄川裕充, 上甲剛, 梁川雅弘, 大門皇寿, 井上敦夫, 本多修, 吉田重幸, 富山憲幸, 中村仁信
    • 学会等名
      第67回日本医学放射線学会学術発表会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2008-04-04

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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