研究課題/領域番号 |
19500422
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 秀彰 九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (20253528)
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研究分担者 |
橋爪 誠 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
田上 和夫 九州大学, 大学病院, 准教授 (40294920)
小西 晃造 九州大学, 大学院・医学研究院, 寄附講座教員 (90380641)
洪 在成 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (70404043)
遠城寺 宗近 九州大学, 大学病院, 助教 (20253411)
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キーワード | 低侵襲治療 / 画像誘導 / バーチャルリアリティ |
研究概要 |
H19年度は以下のテーマに沿って研究推進し、成果が得られた。(1)MRIナビゲーションシステムの開発(穿刺針とMR画像とのレジストレーション)穿刺針の位置と進入経路をMR画像の上に表示するため、実空間での針の位置をMR画像の上に登録(レジストレーション)する手法は以下の通り行った。実空間での穿刺針及び体表マーカーの位置計測を光学式位置センサーPolaris(NDI,Canada)を用いて行った。体表マーカーはMR対応なので、MR画像上のマーカーの位置とPolarisで測定したマーカーの位置の対応関係から、実空間とMR画像上との位置を相互に三次元的に登録することが可能になり、Polaris上の穿刺針の位置をMR画像上に表示することができた。また、光学式センサーで測定する体表のマーカーを3点以上利用することにより、呼吸性移動等による誤差を可能な限り抑える様に調整した。(2)MRI画像と超音波画像のレジストレーション(統合)MR画像と超音波画像の位置合わせのため、超音波プローブに装着する穿刺用アダプターを作製し、Polaris用のマーカーを装着した。臨床で用いる穿刺針自体にPolaris用マーカーを装着は困難であるため、穿刺用アダプターにマーカーを取り付け、穿刺針の位置を算出した。穿刺針をこのアダプターを通して、上述のレジストレーション法を行うことにより、穿刺針を含んだ超音波画像と同時に、同一断面の穿刺針を含むMR画像を表示できるようになった。(3)MRIによる、RF/PEIT治療後の効果判定プロトコールの確立PEITやRFの治療効果判定法確立のため、治療直後にMR撮像して腫瘍と治療範囲との関係を表示する試みを行い、治療範囲が腫瘍を完全にカバーできるか否かを判定する試みを行えるようになった。現在症例蓄積中である。
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