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2007 年度 実績報告書

磁気共鳴断層撮像装置における無音撮像法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500423
研究機関首都大学東京

研究代表者

妹尾 淳史  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (00299992)

キーワード磁気共鳴断層撮影装置 / 無音 / 撮像シーケンス
研究概要

本研究の目標は,磁気共鳴断層撮影(MR)検査の撮像時に全く騒音が発生せず,しかも臨床診断に用いられているコントラストと同等の画質が得られるという画期的な撮影法をについて検討することである.本年度は主に騒音が発生する原因とメカニズム、およびその対策法について詳細に検討した.検討項目は研究実施計画のとおりに施行し,以下のような結果が得られた.
(1)傾斜磁場に対して、印加軸の違いによって騒音がどう変化するかについて検討:XYZ各軸の勾配磁場に対して台形波で騒音を計測したところ,印加軸による騒音の違いはなく,立ち上がり,および立ち下り時間の変化率が大きいほど騒音が大きくなることを明らかにした.また,ある一定以下の変化率になると全く騒音が無くなることを明らかにした.
(2)負と正の方向に連続して印加した2つの台形波(バイポーラパルス)の間隔と騒音の検討:TRを一定にしてバイポーラパルスの間隔を変化させても騒音の変化は殆んど見られなかった.本年度の研究結果より,MR装置から発生する騒音は勾配磁場コイルに印加する電流の変化率が大きく関与しており,変化率を閾値以内で制御することで撮像時の騒音を無音かできることを明らかにした.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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