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2008 年度 実績報告書

脳卒中患者における蛋白同化ホルモンの効果的な投与方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19500463
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

岡本 さやか  藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (40373071)

キーワードリハビリテーション / 筋力 / 蛋白同化ホルモン / ADL
研究概要

【目的】今回我々は,脳卒中患者の通常訓練にAS投与および治療的電気刺激(TES)を施行し,麻痺側下肢筋断面積の変化を検討した。
【対象】AS+TES群は,2007年10月から2008年11月に当院回復期リハビリ病棟に入院した脳卒中片麻痺患者中,同意を得られた6例。AS群は,2004年10月から2008年11月に当院へ入院した片麻痺患者14例, TES群は2008年11月に入院した片麻痺患者2例とした。対照群は,2005年10月から2008年10月に入院した片麻痺患者11例とした(CT群)。重度の感覚障害,失語,糖尿病,肝障害症例はあらかじめ除外した。
【方法】全例FIT(Full-time Integrated Treatment)プログラムを行った。AS群には,エナント酸メテロノン100mgを週1回計6週筋肉注射した。TES群には,両側大腿四頭筋にTES(20Hz,耐えうる最大刺激で10分間,週5回)を行った。AS+TES群は, AS投与とTESを併用した。全例大腿長中点における筋断面積をCTにて2週毎に計測し,各群における変化を検討した。
【結果】2週毎の麻痺側筋断面積の平均増加率は, AS+TES群で,0.049,0.098,0.105, AS群で,0.030,0.045,0.080, TES群で,0.023,0.062,0.062,CT群で,-0.002,0.017,0.006であった。群間で有意差はなかった。
【考察】今回有意差はなかったが, AS+TES群では最も筋断面積増加率が大きい傾向があり,より筋力増強が得られる可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳卒中片麻痺患者への蛋白同化ホルモンと治療的電気刺激の併用の試行2008

    • 著者名/発表者名
      岡本さやか、園田茂、谷野元一、冨田憲、平野佳代子、野々山紗矢果、鈴木亨、岡崎英人、寺西利生、藤井智司
    • 学会等名
      第45回日本リハビリテーション医学会学術集会
    • 発表場所
      神奈川県横浜市
    • 年月日
      2008-06-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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