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2008 年度 実績報告書

関節肢位に対応した筋への出力情報の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19500483
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

大山 峰生  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (10367427)

研究分担者 大西 秀明  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90339953)
相馬 俊雄  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (40339974)
キーワード機能的電気刺激(FES) / 経頭蓋磁気刺激 / 位置覚 / 筋収縮 / リハビリテーション
研究概要

健常者9名に対し,大脳皮質運動野に経皮的パルス磁気刺激を与え,尺側手根伸筋(ECU)から双極ワイヤー電極を用いて運動誘発電位波とH波を導出した.これらの被験者は,最大等尺性手関節背屈運動時のECUの筋電図を双極ワイヤー電極で導出した者とした.測定時の前腕肢位は,回内・外の2肢位に設定した.
ECUの磁気刺激運動誘発電位波形の振幅においては,前腕回外位に比べ回内位で有意に大きかった.H波においては,被験者9名中6名で導出可能であり,その振幅には有意な差は認めなかった.
このことは,前腕肢位が異なることによるECUの活動様式の違いは,前腕肢位の違いがニューラルネットワークの活動に影響を与え,最終的に皮質脊髄路細胞の興奮性が変化したことによって生じているものと考えられた.しかし,我々は,これまでに,最大等尺性手関節背屈運動時のECUの筋電図は前腕回内位よりも回外位で大きなることを示してきたが,今回計測したECUの磁気刺激運動誘発電位波形の振幅においては,これと反対の結果となった.このことは,ECUは,前腕回内位では手関節背屈機能よりも手関節尺屈機能という強力な機能があり,この影響が強く表れたものと考えられた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 尺側手根伸筋の筋活動と前腕回内外肢位との関係2008

    • 著者名/発表者名
      大山峰生, 大西秀明, 相馬俊雄, 半田康延
    • 学会等名
      日本手の外科学会
    • 発表場所
      筑波
    • 年月日
      2008-04-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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