研究課題
基盤研究(C)
透明遮光眼鏡の実用化を目的に狭帯域吸収フィルターの視機能改善効果を検討した。白内障患者は薄暮視で顕著な視機能低下をきたすが、フィルター装用により自身の明所視レベルにまで回復させた。ただし強い日差しでの防眩効果は十分ではなかった。高濃度レンズは強い日差し下での防眩には有用であるが、散瞳・網膜照度低下により見え方の質が低下する。安全面から可能な限り低濃度レンズの使用が望ましい。透明遮光眼鏡は高齢化社会においてだれもが経験する視機能低下を簡易的に軽減する有用な手段となる。
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日本眼科学会雑誌 112(9)
ページ: 812-813