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2007 年度 実績報告書

戦時下日本における学校体育に関する歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500508
研究機関岡山大学

研究代表者

鈴木 明哲  岡山大学, 教育学部, 准教授 (70252947)

キーワード戦時下 / 日本 / 学校体育 / 歴史的研究 / 体錬科 / 実践
研究概要

本研究は戦時下日本における学校体育を歴史的に研究したものである。
本年度の研究計画は、当初、教科名称「体育科」の審議過程を教育審議会に関する史料をもとに検討、考察する予定であったが、史料の収集が不十分であったため、この課題を次年度とした。そこで本年度は国民学校下における体錬科実践の問題に限定し、取り組んだ。
研究の結果は以下のようにまとめられる。
1)国民学校下の体錬科実践を検討する際、これまで取り上げられてこなかった国民学校綜合雑誌『日本教育』を中心的な史料として用い、体育・スポーツに関する記述を抜粋した。これを資料目録とし、次年度以降の検討、考察に活用する予定である。
2)研究対象校を奈良女子高等師範学校附属国民学校に特定し、史料の収集と考察を行った。その結果、1941年以降、一般公立国民学校の体錬科が大きな変化を示す中で、同校の体錬科実践は極めて特異で変化は微小であったことが判明した。つまり、大正自由教育の成果である児童中心的な実践が生き続けていたことが実証できた。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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