研究概要 |
舞踊創作の学習において, さまざまに差異のある多様な人々が, 即興的に表現を展開するようなインクルーシブな学習場面では, 個々の表現特性を包摂しつつ共同表現によるつながり感が生まれる支援が重要であるという認識から, イメージと運動の双方を含んだ抽象的な3CGを用いた学習支援を検討した. 200名を対象とする運動・感情評定調査の結果より, 本研究で制作した3種類のCGのイメージ特性・運動特性は, ほどよい広がり保ちつつ特定の領域に収束傾向をみせることが確認され, 約300名の幼児, 児童・生徒を対象に教育現場での実践を試みた結果, 表現創出支援として有効であることが実証された.
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