平成19年度より継続交付された本補助金も最終年度を迎え、これまでに以下の研究を実施し成果を挙げてきた。これらの研究を総括し研究成果をより体系的に整理する。 「取得部位と勝率の相関関係解析」においては、本校剣道部学生の試合データに基づき勝率に及ぼす取得部位のバラツキの効果を明らかにした。 「打突時動作の画像収集および抽出」においては週末を中心に行っている練習試合、年間にわたり参加している高専大会を始め高校および地域の大会における打突時のデータを収集し画像を分析した。 「打突時動作の分析および評価」においてはデータ収集、評価を続けながら取得部位のポイントにおける観点から指導法の改善を目指した。さらに、稽古時における個々の部員の動きをデータとして収集し、定量的に評価する手法を確立した。 「日常の稽古指導の見直し」においては打突時の動作解析をもとに日常の稽古指導の見直しおよび指導法の改善を検討した。 さらに「高専間交流を通したクラブ活動-全国高等専門学校剣道錬成大会を通したクラブ活動-」のタイトルで高専教育論文集に他高専の指導教員と共同で成果を発表した。本校だけでなく他高専のデータも取り入れながら研究成果の総括を実施した。
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