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2010 年度 実績報告書

身長発育速度からみた児童・生徒の疾走能力の縦断的分析

研究課題

研究課題/領域番号 19500524
研究機関埼玉大学

研究代表者

有川 秀之  埼玉大学, 教育学部, 教授 (80232057)

キーワード児童・生徒 / 疾走能力 / 縦断的分析 / 身長発育速度
研究概要

本研究の目的は、児童・生徒(中学3年生まで)において、体格・体力・疾走能力の分析を縦断的に調査し、各児童・生徒の身長発育速度曲線をもとに疾走能力を検討することにある。これまでの研究結果から、疾走能力が高い児童・生徒は、一般的に身長が高い早熟である可能性を否定できない。そこで、小学生から中学生までの第二次性徴を考慮した縦断的な研究を進めることで、身長発育速度ピーク(PHV)年齢をもとに、疾走速度、歩幅、歩数などと考えられている疾走能力の検討を縦断的に行ってきた。
22年度は、研究最終年となり、疾走能力、新体力テストや体格の測定・分析を、19年度に小学2年生~6年生(1学年男児60名女児60名の120名、計600名)であった被検者を縦断的に分析するため、小学5年生~中学3年生を対象として行なった。疾走能力については、新体力テストの50m疾走をスタートからゴールまで、ビデオ撮影後、映像を再生することにより、各区間の通過時間、疾走速度、ピッチやストライドなどを算出し、データを収集した。身長発育速度から検討しているデータについて完全にまとめきれていない部分もあり継続して分析し、結果を公表していくが、小学生の各年時の疾走速度増加量について、ストライドの伸長も関わっているが、ピッチの増減量が強く関わっていることが重ねて確認された。
また、身長、体重などの体格、文部科学省の新体力テストである、立ち幅跳び、ボール投げ、シャトルラン、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳びを行なわせ、実態を把握し、本年度のデータとして蓄積した。これらの結果は、男女とも小学生期は向上し続けるが、中学校期は、男子はどの項目も大きく向上し続けるが、女子は大きく向上はせずほぼ最終段階であることが確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 中学生における体格と新体力テストの関連性の縦断的検討2011

    • 著者名/発表者名
      有川秀之
    • 雑誌名

      埼玉大学紀要(教育学部)

      巻: 160巻(印刷中)

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公開日: 2012-07-19  

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