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2007 年度 実績報告書

水泳による体力育成のための牽引泳の有用性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500526
研究機関東京学芸大学

研究代表者

柴田 義晴  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50107710)

研究分担者 北川 幸夫  日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (30169859)
森山 進一郎  日本女子体育大学, 体育学部, 助教 (60386307)
キーワード牽引泳 / ストロークメカニクス / 筋電図 / 心拍数 / 血中乳酸濃度 / 水泳トレーニング
研究概要

本研究では、牽引泳を新たな水泳の持久力トレーニング(体力育成)法として活用するため、被験者に対していくつかの牽引負荷、牽引方法で牽引泳を行わせ、その際の生理学的応答(心拍数;HR,血中乳酸濃度;BLA)、知覚的応答(主観的運動強度;RPE)およびストロークメカニクスの変化(映像;VTR,筋電図;EMG)について調査した。
牽引泳は、一定の負荷(女子;2kg,3kg,4kg,男子;3kg,4kg,5kg)を加えた後方(レジステッド、その場泳ぎ)および前方(アシステッド)からの牽引によって泳ぐ方法を用い、牽引泳中のストロークメカニクスへの変化と運動負荷を測定した。
初年度の研究成果は、得られた牽引負荷による牽引泳の筋電図と映像の分析およびストロークメカニクスの分析を行ったが、対象とした被験者の水泳能力レベルにおいてストロークメカニクスを崩壊することなく心拍数、血中乳酸濃度および主観的運動強度において持久的トレーニングレベルの運動負荷を確保することが可能な牽引泳の負荷量を確認することができた。また、持久的トレーニングとして活用することは避けた方が望ましい負荷量についても確認することができた。すなわち、本実験の水泳能力レベルには、女子の4kg負荷、男子の5kg負荷のその場泳ぎの牽引泳は運動成就できなかったが、運動成就した者でも筋電図様相が通常泳に比較して大きく異なり、運動技術の崩壊と考えられる様相を呈した。
以上のことから、今後(次年度)さらに継続的に検証を進める必要があるが、本研究における水泳技能レベルの者が牽引泳を持久的トレーニングとして安全かつ効率的に活用するために参考となる有意義な基礎資料として提供することができるものと考えられた。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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