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2008 年度 実績報告書

スポーツの法的問題に関する研究-日・米・欧におけるスポーツ参加を巡る紛争

研究課題

研究課題/領域番号 19500534
研究機関奈良女子大学

研究代表者

井上 洋一  奈良女子大学, 文学部, 教授 (10193616)

キーワードスポーツ / 法的問題 / 紛争
研究概要

ヨーロッパでは、とくにヨーロッパ評議会のスポーツ担当者会議において法的な問題が検討され、採択や勧告という形式で共通の方向が示されてきた。それらは、1960年代から80年代までをみても、採択として、1.競技者のドーピング(1967)2.スポーツの医学的側面(1970)3.スポーツ設備の衛生(1972)4.スポーツ医学センターの創設(1973)5.スポーツ・フォア・オール政策の理念(1976)6.CEスポーツ基金の設立(1978)などがあり、また、担当大臣会議の勧告として、1.ドーピング(1979)2.スポーツとテレビ(1980)3.内陸水域の自然保護(1981)4.スポーツ施設のエネルギー節約(1983)5.スポーツイベント(とくに、フットボール)での観衆の暴力(1984)6.ヨーロッパ・アンチドーピング憲章(1984)7.障害者のスポーツ・フォア・オール(1986)などを数えることができる。これらが後のロードス憲章へと受け継がれていく。とくに、EU法の整備が進むなかで1990年代後半からは、経済活動とプロスポーツ選手の移籍の問題が浮上し、スポーツとしての特殊性(固有法)と一般法との接点をどのように調整してゆくかが課題となっている。一方、我が国では近年、我那覇問題に代表されるように団体の処分の妥当性がまさに、選手のスポーツ権との関係で浮上するケースもみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 図書 (1件)

  • [図書] スポーツ政策の現代的課題2008

    • 著者名/発表者名
      井上洋一
    • 総ページ数
      97-108, 151-161
    • 出版者
      日本評論社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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