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2007 年度 実績報告書

3次元加速度計測による携帯式身体活動量連続記録装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500543
研究機関京都府立大学

研究代表者

松原 周信  京都府立大学, 人間環境学部, 准教授 (20121767)

キーワード加速度 / 身体活動量 / 記録装置
研究概要

まず、腰部に取り付けることのできる、有線式3軸加速度計を製作し、トレッドミルをパーソナルコンピュータによって制御し、さらに3軸加速度計、呼気分析装置からのデータを、パーソナルコンピュータに入力すると同時に、高速度ビデオカメラと画像キャプチャカード、および3次元運動解析ソフトウェアを使用して歩行、走行中の身体重心などの3次元における測定を可能とするシステムを構築した。
つぎに、完成させたシステムのトレッドミル上で、被験者に2,4,6,8,10km/hの速さで歩行および走行を行わせ、3軸加速度計の出力を記録し、歩行、走行中の、3軸加速度計から求めた加速度波形、これを積分して得た速度、さらに積分した変位などと、ビデオカメラから求めた値を比較し、これら相互の関係を検討した。
これによって、記録装置に使用する加速度センサの、人体に装着した場合の特性を精査し、記録装置の回路設計に役立てると同時に、加速度、加速度の全波整流積分値およびRMS値、速度、変位、および波形からパターン認識によって得られる歩数や一歩時間の変化をはじめとする情報と、エネルギー消費量の関係を解明する計画が進行したが、同時に、積分操作により誤差が発生すること、トレッドミルに慣れない者では加速度の大きさがすぐには安定しないことなども明らかとなった。すなわち、本研究計画で開発する装置によって、誤差要因を回避し加速度からエネルギー消費量を高精度に求めるための、きわめて重要なデータが得られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Characteristics of the stickwork structure during snare drumming2007

    • 著者名/発表者名
      Kenji Nishimura and Chikanobu Matsubara
    • 雑誌名

      Sci. Pep. Kyoto Pref. Univ., Hum. Env. & Agr. 59

      ページ: 1-9

  • [学会発表] 民生用ビデオカメラによる3次元動作分析用、同期信号発生装置の試作2007

    • 著者名/発表者名
      松原 周信
    • 学会等名
      日本体育学会 第58回大会
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2007-09-07

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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