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2008 年度 実績報告書

力-速度-パワー関係におよぼす両側性機能低下

研究課題

研究課題/領域番号 19500545
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

田路 秀樹  兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (50118014)

キーワード両側性 / 一側性 / パワー / トレーニング / iEMG / 両側性指数
研究概要

両側性・一側性の筋力トレーニングが力-速度-パワー関係におよぼす影響を検討するため、一般男子学生13名を被験者として、両側性トレーニング群(BL;n=6)と一側性トレーニング群(UL;n=7)の2群に分けて、BLにはツーハンズ・カール(TC)を、ULにはダンベル・カール(DC)をそれぞれ80%1RMの負荷で7-10回の反復を1日3セット、週3日の頻度で8週間おこなわせた。テストには、TC、DC(左右)の1RMを測定すると共に、Wilkieと同機構の改変型エルゴメーターを用いて力-速度-パワー関係を求め比較検討した。
その結果、1RMについてはBL、ULともに、TC、DC(左右)の値が有意に増加し、TCはBLがULに比べ明らかに増加し、DCではULがBTを上回る傾向を示すトレーニングの特異性が見られた。一方、力-速度-パワー曲線は、BL、UL両群とも両側性および一側性の右、左、平均のいずれの負荷強度での収縮速度に有意差はみられなかった。Fmax、Vmax、Pmaxは、BLは両側性収縮による、左のFmaxと平均のPmaxに有意差がみられた。また、ULでは一側性収縮による、右のFmaxとPmaxに、平均にはFmaxに明らかな増加が認められたことからトレーニングの特異性を示唆した。しかし、VmaxにはBL、ULの両群とも変化はみられなかった。両側性指数(BI)についてはFmaxにおいて、BLでのトレーニングより両側性が促進され、ULでは両側性機能低下が増大したが、VmaxとPmaxにはほとんど変化はみられなかった。以上の結果から、両側性、一側性の筋力トレーニングは、Fmax、Pmaxには特異的なトレーニング効果をもたらすが、lateral specificityはFmaxにのみ認められ、Vmax、Pmaxには見られないということが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肘屈曲運動における両側性と一側性の筋パワー発揮特性2008

    • 著者名/発表者名
      青 木 敦 英
    • 学会等名
      第59回日本体育学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2008-09-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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