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2008 年度 実績報告書

ドッジボールによる上肢関節障害の実態とその投球動作の特徴

研究課題

研究課題/領域番号 19500572
研究機関中京大学

研究代表者

桜井 伸二  中京大学, 体育学部, 教授 (20144173)

キーワードドッジボール / 上肢関節障害 / バイオメカニクス / オーバーハンド / 3次元動作解析 / 投球フォーム
研究概要

前年度の調査によって、小学生の間で広く行われているドッジボールについて、上肢関節障害に関係したバイオメカニクス的な動作分析の必要性が強く示唆された。小学生ドッジボール選手10名を対象として、ドッジボールの投球フォームの解析を行った。
重量を変えた4種類のボール(200g,280g,380g,500g)を全力投球させた。赤外光方式の3次元動作解析装置を用いて身体各部位やボールの位置変化を求めた。そのデータから上肢関節の角度変化や関節間力、関節モーメントなどを求めた。あわせて各被験者について上肢関節におけるスポーツ障害の履歴を調査した。
ルールで規定されている正規の重量(380g)のボールに比べ、軽いボールでは肘関節にかかる負担が小さく、重いボールでは逆に負担が大きいことが明らかになった。昨年の調査で明らかになった試合における1人あたりの投球数や、ゲームにおける面白さの要素も加味して判断すると、子どもの投球動作に伴う上肢関節スポーツ障害を予防するためには、特に低学年のドッジボールにおいては現在より若干軽めのボールを用いた方が良いのではないかとの示唆が得られた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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