研究概要 |
(1)本研究課題の目的:随意性瞬目の特徴を明確にすると同時に、随意性瞬目の応用手法としての瞬目知覚方略(BPM)について、そのストレス対処方略としての妥当性を確認することである。 (2)本研究の内容: 1)スピーチ場面(擬似的スピーチ場面も含む)でのストレス状況下において,測定可能な「非」心臓血管系指標を明確化する。すなわち,測定負荷の低い唾液から採取できるコルチゾルおよびαアミラーゼを,実験によって設定されたスピーチ場面下で,既存のストレス評価測度と同時測定しそれらの特徴を明らかにする。 2)新たに考案したBPMを実験場面で実施し,ストレスがどの程度低下するか明らかにする。本研究においては,これまでの数多くの研究で使用されている自律訓練法および呼吸法とBPMを比較対照させ,その特徴を明らかにする。 (3)本研究で指標とした随意性瞬目の特徴をより明確にする。特に個人差を生み出す要因に着目して検証する。また自発性瞬目の特徴についても検証を加える。
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