研究課題/領域番号 |
19500583
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
清水 安夫 桜美林大学, 健康福祉学群, 准教授 (00306515)
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研究分担者 |
長田 久雄 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (60150877)
橋本 泰子 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (40059621)
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キーワード | 教育系心理学 / ストレス / インターネット / 教師 |
研究概要 |
1.研究の目的 本研究の目的は、教師を対象としたストレスの自己評価尺度を作成し、インターネット上における自己評価表を作成することである。また、同様にブックレットを作成し、教師が自己のストレスを評価し、自己の特徴を認知することにより、ストレスの低減を行えるように心理的なサポートを実施することである。 2.研究の実施計画 本年度は、小学校版・中学校版・高校版の各尺度(ストレッサー尺度・ストレス反応尺度・ストレスコーピング尺度・セルフエフィカシー尺度)の開発を行った。また、これらの各尺度を基にして、直接、近隣の学校に配布するブックレットを3種類(小学校教師版・中学校教師版・高校教師版)作成した。さらに、これらの各尺度を用いで、インターネット上で自戸評価(自動採点方式)のホームページを作成した。ブックレット及びホームページには、「教師のストレス対処に関する方法」を紹介するページを記載し、ストレスマネジメントの効果も図っている。2009年度は、作成したホームページ上に、教師同士が自由に書き込みができる「教師車用の掲示板」を複数のトピックごとに作成し、教師間のコミュニケーションの機会を増やし、相互に情報交換を図るごとによるピア・カウンセリングの場を提供する予定である。 3.研究の意義 多くの心理的なストレス問題を抱えている教師が、同僚教師や管理職の目を気にせずに、ストレスの自己診断を行える点、また、ホームページ上において、匿名による個人の抱えている職業上の点や困難な状況を吐露することにより、論理的な思考を導き出す機会を設けることが本研究における意義である。今後、ホームページ上の掲示板に書き込まれた内容を分析することにより、現代の教師における「学校における問題点」、[心理的な問題点」「その対処方法」を検討する。
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