研究課題/領域番号 |
19500584
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
上澤 悦子 北里大学, 看護学部, 准教授 (10317068)
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研究分担者 |
中山 美由紀 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70327451)
川内 博人 北里大学, 医学部, 講師 (90152917)
小泉 智恵 北里大学, 成育医療センター, 臨床心理士 (50392478)
草野 いずみ 帝京大学, 文学部, 講師 (40384797)
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キーワード | Generativity・Health Program / 生殖性 / ライフスタイル / 不妊 / 女性 / 不妊治療中のQOL / 子ども意識 |
研究概要 |
子どもを望んでいる女性のための参加型グループ健康教室(次世代を育てるための健康教育:Generativity・Health Program)のプログラム作成のためには、不妊治療中の女性のQOL向上の影響要因である「生殖性」と「ライフスタイル:生活習慣」関する調査が必要である。本年度当初計画に基づき介入前実態調査の準備を行った。また、それらは教室開催の基礎データのためにも必要である。そのため、4つの研究仮説に基づき、下記の各要因がどの程度関連要因となり、生殖性の実現に説明予測能力をもっかを検証するための質問紙作成、また参加型グループ健康教室(次世代を育てるための健康教育:Generativity・Heahh Program)のプログラム準備を実施している。事前調査対象は、子どもを望んでいる不妊治療中の女性および妊娠中の経産婦、各200名を対象とする、質問票による横断研究の予定である。 研究仮説は、1:子ども希求のバランスとラィフスタイルの調整がとれていることが、不妊治療中のQOLを高める。仮説2:過去の養育経験や教育が生殖性の意識と次世代への思いに関連する 仮説3:不妊治療中の女性群と既に子どもを育てている女性群間の考え方や行動の差は、生殖性の意識の違いに相関する。仮説4:不妊治療中の女性のQOLを高め生殖性の実現は、グループ健康教育での介入が有効である。それらに基づき、「子ども希求の潜在的意識と直接の動機」、「子どもを育てる上でのリスク意識」「子どもがいないことの肯定的な意識」、「生活習慣、行動、生殖性への意識」、「今までの経験からの養育意識」「過去に受けた教育」、「次世代継承観による意識」、「身体状況など関連要因について」調査する。分析方法は、不妊女性群のどのような子どもに対する意識要因が、日常生活行動に影響を与えているのか、従属変数と独立変数の複数要因の関連を多変量解析の手法を用いて分析する。分析用のソフトはSPSS14Jを使用し、実施施設の倫理審査承認後に調査の予定である。
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