本研究は、自己実現をめざして将来的展望を持ち、社会での一市民として自立して生きる人間の形成を期待し、キャリア意識、経済的自立意識、及び自己実現に対する意識を中心に、家庭科におけるキャリア教育の可能性を検討し、カリキュラム開発、構想を行うことを目的とする。特に、日本の高校生の実態の特徴をより鮮明に明らかにし、かつ今後の日本の家庭科におけるキャリア教育の在り方に示唆を得るために、諸外国の教育の在り方等の調査を行うこととしている。また、本研究は高等学校家庭科教育に関する調査・分析を中心に行うが、小・中学生の実態と家庭科教育の在り方、及び大学生の実態をも明らかにすることにより、小・中・高等学校が連携した家庭科におけるキャリア教育の在り方を探る。平成20年度において実施した研究は以下の通りである。 1. 日本におけるキャリア教育に関する文献調査(継続研究) 2. 諸外国におけるキャリア教育の在り方に関する文献調査(継続研究) 3. 他教科におけるキャリア教育の在り方の探究(継続研究) 4. 生活設計におけるキャリアを考えるカリキュラム開発(大学において)(継続研究)参加型授業を中心とし、大学において生活設計の1つのイベントとしての職業を捉え、ワークライフバランスや育児・結婚とキャリアのあり方等、考えを深めていくカリキュラムの開発を行い、授業実践を行った。 5. 小・中学校の家庭科におけるキャリア教育に関する調査 6. 研究成果の報告
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