ゲル試料について、口中に取り込む際の一口量が2ml よりも5ml の方が、嚥下回数への物性の影響が大であることが示された。プレーンヨーグルトに寒天A(通常の寒天)、寒天B(分子量を低下させた寒天、攪拌など変形させることで流動性が生じる)、ゼラチンの3 種類のゲル化剤を添加したヨーグルトゲルでは、寒天A ヨーグルトゲルが有意に飲み込みやすく、嚥下時筋活動量も小さいことがわかった。ヨーグルトゲルへの砂糖添加の影響においては、砂糖添加試料の方が無添加試料よりも有意に風味が良いと評価されたが、嚥下時筋活動は砂糖添加の有無よりも、ゲルの硬さの影響の方が大であることが示された。
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