研究概要 |
19年度においては、<地域に根ざした食教育内容・教材・方法>とピア・エデュケーションとの相乗的教育効果の追究をめざして以下のような研究を実施した。 まず基礎研究として、<地域に根ざした食教育実践>の先行研究動向と課題について、文献的に明らかにするとともに、ピア・エデュケーション関係の先行文献を収集した。 次に本研究のメインテーマである「高校生と児童が共に育むピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、本科学研究費獲得以前から継続している学校現場の過去5年間にわたると実践内容を「教材研究」の視点から考察を加え、その成果をもとに6年目の計画を企画した。 そして6年目となる「高校生と児童のピア・エデュケーション交流(安心院高校と佐田小学校)」の教育実践にあたっては、事前の「教育内容・教材研究」を高校生と共同で取り組み、実践当日は記録を担当するとともに、教育現場からの求めに応じて「佐田小児童と安心院高校生の食育6年間の歩み」について講話を行った。19年度の研究実践の一部は、「ゲームで食育・佐田小学校で安心院高校生が講座」と題して『大分合同新聞』(2008年2,月29日)により取材、報道された。
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