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2007 年度 実績報告書

粒子概念の早期定着をめざす小・中連携教育カリキュラムの実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500715
研究機関岩手大学

研究代表者

村上 祐  岩手大学, 教育学部, 教授 (60006327)

研究分担者 武井 隆明  岩手大学, 教育学部, 教授 (10109150)
塚野 弘明  岩手大学, 教育学部, 教授 (90231430)
佐藤 明子  お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 研究員 (40345418)
キーワード粒子概念 / 小学校理科 / 小・中連携教育 / 物質学習
研究概要

1.これまでの研究経過 今年度は特に「小学校における物質学習に,粒子概念をどう取り入れるか」に焦点を絞って研究を進めるため,小学校教員を主体とする現場教員を協力者に加えた研究チームを発足させ,これまで4回全体研究会を開催した.また,一人の小学校教員が研究授業を実践した.
2.研究内容とこれまでの成果
(1)小学校に初歩的粒子概念を導入する指導案作成と授業実践
初めに小学校理科のどの学年のどの学習単元にどのように粒子概念を導入できるかを検討した.複数の小学校教員から提示された授業案を,それぞれ具体化に向けて検討した.
5年「ものの溶け方」の単元に粒子概念を導入する指導案を作成し,2008年2月にお茶の水女子大学附属小学校で実践した.この指導案は,生徒が行ったいろいろな実験から「ものはすべて小さな粒でできている」ことに気づかせることを目的としている.2008年度の学会で報告する予定である.
4年「水の姿とゆくえ」に粒子概念を導入する指導案を検討中である.この指導案は,生徒に初めから「ものはすべて小さな粒でできている」ことを教えて進めるもので,粒の集まり方で「水→泡(水蒸気)→湯気→水蒸気」と変わることを理解させることに重点を置いている.2008年度に実践の予定.
(2)粒子概念の理解度調査(特に,すきま概念と粒子の運動に関して)
この調査は質問紙だけによるのではなく,内容を説明したビデオを見て答える形式とした.調査対象は小学校高学年から大学生までで,2008年度はじめに調査する予定.
(3)日本理科教育学会全国大会での発表
粒子概念に関する前年度までの研究成果も併せ,2件の発表を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 粒子概念の位置づけと物質学習カリキュラム2008

    • 著者名/発表者名
      菊地洋一, 武井隆明, 三田正巳, 高橋 治, 村上 祐
    • 雑誌名

      理科教育学研究 (掲載確定)

    • 査読あり
  • [学会発表] 小学校教育における「初期粒子概念」の導入-「もののかさ」を通して-2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 治, 近藤尚樹, 中村悟史, 菊地洋一, 村上 祐
    • 学会等名
      日本理科教育学会第57回全国大会
    • 発表場所
      愛知県刈谷市愛知教育大学
    • 年月日
      2007-08-04
  • [学会発表] 粒子概念を基軸にした物質学習カリキュラム2007

    • 著者名/発表者名
      菊地洋一, 武井隆明, 藤崎聡美, 村上 祐
    • 学会等名
      日本理科教育学会第57回全国大会
    • 発表場所
      愛知県刈谷市愛知教育大学
    • 年月日
      2007-08-04

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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