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2008 年度 実績報告書

林鶴一蔵書のデータベース化とそれに基づく教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500717
研究機関宮城教育大学

研究代表者

萬 伸介  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40019849)

キーワード林鶴一蔵書 / データベース化 / 教材開発
研究概要

「林文庫邦書目録原稿」に記載されている書籍リストの修正作業は大学院生の協力で完了した。それらの結果は冊子「資料『林文庫邦書目録原稿』(修正版)」として印刷作成された。また、そのCD版も作成した。書籍を含めこれら資料は宮城教育大学附属図書館にて管理されることになり、公開に向けて図書館としての作業がなされている。
研究協力者の附属中学校教諭3名は全国規模の数学教育の研究会に参加し、そこで得られた研究の姿勢、研究の進め方、数学教育に関わる種々の情報等を基に、この研究テーマに沿った実践授業の指導案作成に努めた。授業分析のために使用する機器を追加購入しながら研究を進めた。その結果の一つは、学年末になったが、中学校第3学年において実践授業を行うことができたことである。その授業を通して附属小学校・中学校の算数科・数学科の教員に授業提案することができた。さらに、第1学年・第2学年用の指導案の略案メモも作成できた。その他の実践授業は21年度以降の授業で行われることを期待している。連携研究者と共同で大学院生に対しての講義テキストとして林鶴一の著書を使用した。それにより、現在の中学校・高等学校において授業可能であるように修正・改善・作成できる教材を見つけることができた。その一部は大学院生が中心として作成したレポート二編にとりまとめた。指導案略案メモとレポート二編は他の資料と共に冊子にまとめた。さらに、教材開発に関わる結果として、研究代表者の単著論文、附属中学校教員との共著論文、各一編を公表することができた。これらの結果は中学校・高等学校教員の教材研究への情報提供できるものであると思っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 円周の長さについて(I)-林鶴一蔵書資料より-2009

    • 著者名/発表者名
      萬伸介
    • 雑誌名

      宮城教育大学紀要 43

      ページ: 61, 70

  • [雑誌論文] 三角形の傍心に関する定理-数学的活動に向けて-2009

    • 著者名/発表者名
      萬伸介
    • 雑誌名

      東北数学教育学会年報 40

      ページ: 73, 84

    • 査読あり
  • [学会発表] 「林文庫邦書目録原稿」に記載された和算関係資料について2008

    • 著者名/発表者名
      萬伸介
    • 学会等名
      日本数学教育史学会
    • 発表場所
      筑波大学東京キャンパス大塚地区G204教室
    • 年月日
      2008-10-31

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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