研究課題/領域番号 |
19500720
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
田幡 憲一 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (00236720)
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研究分担者 |
棟方 有宗 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (10361213)
岡 正明 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (50292355)
溝田 浩二 宮城教育大学, 附属環境教育実践研究センター, 助教 (00333914)
齋藤 千映美 宮城教育大学, 附属環境教育実践研究センター, 准教授 (20312689)
西川 重和 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (30400477)
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キーワード | 科学教育 / 理科教育 / 生活系教育 / 家庭科教育 / 栽培 / 環境教育 / 教員養成 / 教師教育 |
研究概要 |
1 宮城教育大学内に造成した人工ため池(通称たなご池)において水質ならびに生物(アカヒレタビラ、ヨコハマシジラガイ、ヨシノボリ)のモニタリング調査及び管理を行なった。またキャンパス内に直径2メートルの円形水槽を設置し、水中ウェブカメラを通して遠隔地からも中を泳ぐ魚を観察できるようにした。さらに、アカヒレタビラの飼育を地域の小学校の協力を得て大学院生に小学生に教室で行わせることを指導させるとともに、本来の繁殖地である河川に放流させるなどの活動を行った。この結果、大学院生の実践的教育力の涵養に資するとともに、自然保護に対する意識の高まりが小学生に見られた。 2 本学キャンパスに設置したバタフライガーデンに訪れるチョウの生態調査を実施した。その結果、ヤマトシジミ、キチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ツバメシジミなど48種類のチョウが観察された。特に8月中旬から9月下旬にかけたは28種類が観察された。これらの成果を活用し、パンフレットなどの環境教育教材を作成した。 3 サクラを用いた染色に関する基礎的な資料を収集した。抽出に対するpHの影響や抽出液の放置と染色性の関係などについて特に研究を行った。これらの検討の結果、サクラの花びらのような赤みのある色に染色するための条件を明らかにできた。 4 小学校で扱われる代表的な植物を繁殖用識別に、種子繁殖を行うものを14種、球根で繁殖するものを7種展示した。同一の科・属でありながら人間が利用する部分の形状が大きく異なる例としてアブラナ科の野菜7つを並べて展示し、春化処理により形成させた花器の構造が類似であることを学生に認識きせた。
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