| 研究概要 |
本研究の目的は、初等中等教育における科学技術に関する理解及び興味・関心を高め、持続可能な社会を築く人材を育成することである。そのため、自然エネルギーの中でも、太陽光発電、風力発電、バイオマスエネルギー、温度差発電を題材として設定し、最新の科学技術を実験や体験を通して学習する教材・教具及びカリキュラム(学習指導マニアル)を作成することである。開発した教材・教具やカリキュラムは、授業実践を通してその効果を検証し、より効果的なものに改良し学校へ提案するレベルまでを研究の目的と定めている。
平成21年度は、昨年度まで検討を進めてきた学習指導課程を基に,授業実践を行いその効果の検証を行った。さらに、その指導の中には,本研究で開発した小型計測用の太陽光発電教材を反対で活用した。同様に、個人製作用の風力発電教材を用いた製作学習を行った。また,海洋エネルギーとして,温度差を利用した発電教具を利用した授業を実施し,教材・教具の効果を検証した。
開発した教材・教具及びカリキュラムを学校現場の教員組織する研究会に提案し、実践を卯を求め,複数の学校で採用された。また,文部科学省から学習指導要領の改訂が発表され、移行期を迎えた21年度は,新しい教育課程にどのように組み込むかを検討し,カリキュラムの改訂を行った。
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