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2008 年度 実績報告書

デジタルプラネタリウムを使った本物の星空を投影するシステムの開発とその教育実践

研究課題

研究課題/領域番号 19500742
研究機関和歌山大学

研究代表者

小澤 友彦  和歌山大学, 生涯学習教育研究センター, 客員准教授 (00423252)

研究分担者 尾久土 正己  和歌山大学, 観光学部, 教授 (90362855)
矢動丸 泰  和歌山大学, 生涯学習教育研究センター, 客員教授 (80423250)
吉住 千亜紀  和歌山大学, 観光学部, 研究支援員 (70516442)
キーワード科学教育 / 地学 / 天文 / デジタルプラネタリウム / 微速度撮影
研究概要

デジタルカメラ専用の画像形式(RAW)をより一般的な画像形式(FITS)に変換する手法を確立した。FITSは広く公開された自己記述型の画像形式であり、観測緒元(日時、露出時間、感度、焦点距離など)も記録できる。これにより天文向けに提供される一般的な画像処理ソフトウェア(IRAFやマカリ)で誰でも画像処理が可能な観測データとして提供できるようになった。
次に投影される映像の品質向上を図り、ノイズリダクションの手法を確立した。映像再生時にあった横縞を削減する手法を確立し、より淡い天体の明瞭性を上げた。これは映像をデジタルプラネタリウムで投影した場合に、高い臨場感を出すためにも重要である。
また画像に自己記述された観測点、日時、方位、高度(仰角)の数値データを用い、画像上の赤経・赤緯を計算できる仕組みを構築した。これにより真正資源の重ね書きなどが可能となった。
以上の技術を用い、ハワイ・マウナケア山頂ならびにオーストラリア・ピナクルズの映像の投影を、和歌山県教育研修センター「学びの丘」にて教員研修の機会を頂き行った。研修者の感想や映像上の問題等についてアンケートを取り、投影方法における技術的な改良点の洗い出しを行った。また、映像の効果に関してアンケートを元に考察中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 風景映像の昼夜連続撮影のための露出補正制御(受理)2009

    • 著者名/発表者名
      小澤友彦, 矢動丸泰, 布施哲治, 吉住千亜紀, 尾久土正己
    • 雑誌名

      和歌山大学観光学部観光学会誌 創刊号

      ページ: 21-27

    • 査読あり
  • [学会発表] デジタルカメラを用いた星空の動画撮影2009

    • 著者名/発表者名
      小澤友彦
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2009-03-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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