研究課題/領域番号 |
19500751
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
牧野 治敏 大分大学, 高等教育開発センター, 教授 (30165683)
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研究分担者 |
高濱 秀樹 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (10113010)
田中 均 熊本大学, 教育学部, 准教授 (80117043)
島田 秀昭 熊本大学, 教育学部, 准教授 (40226212)
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (10217325)
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キーワード | 自然体験学習 / 科学教育 / 社学連携 / 理科嫌い対策 / 大分県津久見市無垢島 / 教師教育 |
研究概要 |
・具体的内容 豊かな自然が残された、大分県津久見市無垢島を会場として、九州の4大学の理科系教員、地域市民団体および小中学校の連携・協働により、小中学生と一般市民には1泊2日、大学生には2泊3目の自然体験学習会を実施した。その実践と参観者からのアンケートの分析により、効果的な開催方法、指導内容、地域の市民団体、学校との協力体制のあり方にっいて検討した。 ・本研究の意義 自然体験学習会は、全国的に数多く実施されている。本研究は豊富な自然を題材とする学習会では、複数の専門家が協働することで、多様な観点からアプローチでき、効果的学習会が可能となることを明らかにした。また、自然の残された地域とは、概ね人口の少ない地域であるが、本研究では、日程を工夫することで、大勢の人員を迎え入れる準備を効率化し同時に、学生への教育効果もあげられることを明らかにした。 ・本研究の重要性 子どもが、情報量の膨大な自然から直接学ぶ機会は重要であるが、その膨大な自然は専門家の指導により着眼点を絞ることで、効果的な学習へと導かれる。また、学習会場が自由時間での遊び場所となり、学習会の内容と体験が密接に結びついた総合的な科学の学習プログラムが成立する。
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