• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

地球温暖化防止における木材の循環利用に関する環境教育プログラムの実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500752
研究機関宮崎大学

研究代表者

永冨 一之  宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (00228040)

研究分担者 藤元 嘉安  宮崎大学, 宮崎県木材利用技術センター, 部長 (40165428)
キーワード地球温暖化問題 / 環境教育 / 木材利用 / ものづくり
研究概要

地球温暖化防止における木材の循環利用に関する環境教育プログラムの実践例として,これまで制作した教材「木の力」を用い,小学,中学,高校生を対象に授業を行った。その結果,地球温暖化防止対策としての二酸化炭素排出量の削減に貢献する森林の役割と木材利用の意義についての基本的な知識が得られ,この教材の有用性に対する評価は高い結果であった。また,今後の行動意欲としては,主に樹木を植えることや,木製品を大切に使うことの意識づけができた。しかし,今後の木材を正しく利用し環境を守る行動に結びつくかどうかの評価については低い傾向にあり,具体的な木材利用の行動について例示する必要性が示唆された(地球温暖化防止に貢献する木質資源の循環利用に関する環境教育プログラムの開発(第2報):日本産業技術教育学会九州支部論文集,第16巻,pp.53-60,2008)。
そこで,上記結果を踏まえ,環境保全と木材利用に関する学習と宮崎県産スギ材を用いたものづくり活動を組み合わせ,木製晶を大切に長く使う意識・行動の強化を目的とした実践を行った。なお,この実践に先立ち,地球温暖化防止対策としての木材利用の意義を日常的に思い出すための製作題材(ペンケース,箸入れ,カレンダー,パズル,しおり,サイコロ,木製定規)を試作し,その中から,中学生を対象として,ペンケース製作を取り入れた実践を行った結果,環境保全に役立つ木材利用の意義について理解したことを日常行動に活かす学習内容として,木によるものづくり活動の有効性が明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地球温暖化防止に貢献する木質資源の循環利用に関する環境教育プログラムの開発(第2報)2008

    • 著者名/発表者名
      永冨一之, 藤元嘉安
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会九州支部論文集 16

      ページ: 53-60

    • 査読あり
  • [学会発表] 地球温暖化防止における木材の循環利用に関する環境教育プログラムの実践研究2008

    • 著者名/発表者名
      永冨一之, 藤元嘉安
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会第51回全国大会(仙台)
    • 発表場所
      宮城教育大学
    • 年月日
      2008-08-24

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi