研究概要 |
本年度の研究活動を,大気環境情報システムを運用,システムを利用した学習モジュールを開発,教員研修会を通して学習モジュールを評価と普及に大別し,実績の概要を報告する. 1.大気情報システムの開発と運用:システムのソフトウェアがほぼ完成し,データの蓄積が順調に進んでいる.また,本システムは,国立環境研究所の有害紫外線モニタリングネットワークに参加することが認められ,国内22箇所の観測点データと比較することも可能となった.運用データの教育利用の実践例として,桜美林大学紀要に「町田キャンパスの気象と天気予報2008」として発表した. 2.学習モジュールの開発:開発した学習モジュールについて,大気環境情報システムについては日本科学教育学会,風力発電をテーマとした教材については日本エネルギー環境教育学会,天気予報を利用した教材については日本気象学会で発表した.また,科学リテラシーを育成するための学習モジュールの先行研究として,米国の大気研究センサーが公開している「地球規模変動教育プロジェクト」の学習モジュールを調査・研修し,翻訳・出版した. 3.教員研修会を通した普及と評価:科学技術振興機構の理数系教員指導力向上研修事業の一環として,夏休みに教員研修会「天気と環境に関する体験活動を中心とした楽しい理科の学習」を主催した.また,神奈川県立総合教育センター主催の「科学的思考力を高める授業づくり講座4地学〜天気の学習を通して〜」を担当した,これらの教員研修会において,アンケート調査を実施した。そして,これらの経験を踏まえて,科学教育研究協議会編集「理科教室」に,「気象とその変化の指導-理解を深める素材-」として発表した.
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