研究概要 |
小学校理科教育において、観察・実験とともに、技術的な要素をふくんだものづくり・工作が重要である。本研究は、ものづくりを効果的に組み入れたカリキュラムを作製したい。 そこで、小学校教員(あるいは小学校教員経験者)10名余を研究協力者として研究を進めた。 行ったのは、各単元の授業案と「ものづくり」の選び出しである。 「ものづくり」を位置づけた全体の授業案を研究協力者らと一緒に作成した(『最新小○理科授業完全マニュアル』[学習研究社2009.3○には3〜6の学年が入る計4冊]。 その中で、次の「ものづくり」を選んで、各単元に位置づけた。 この段階で、小学校理科の「ものづくり」の全体像が明確化した。 小学校3年…[ものと光]潜望鏡[風とゴムのはたらき]輪ゴムカー[電気が通るもの・通らないもの]電流いらいら棒[磁,石]ケロぴょん(ゴム磁石に乗せて押し引きすると口をぱくぱく) 小学校4年…[電気の働き]扇風機メリーゴーランド[空気と水の性質]ペットボトルロケット[ものの温まり方]ゴミ袋熱気球[ものの三態変化]アイスキャンデー 小学校5年…[ものの溶け方]結晶飾り大きな結晶[電流の働き]簡単モーターブザ小学校6年…[ものの燃え方]アルコールロケット[水溶液の性質]紫キャベツなどで指示薬[電気の働き]風力発電機紙コップスピーカー
|