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2008 年度 実績報告書

新たな数学教育を推進するためのカリキュラムおよび評価に関する実証的な研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500771
研究機関福井工業高等専門学校

研究代表者

長水 壽寛  福井工業高等専門学校, 一般科目教室, 教授 (10259856)

キーワード数学教育 / テクノロジー / 達成度評価 / 関数グラフアート
研究概要

本研究の本年度の研究成果は次のとおりである。
(1) テクノロジーやドリルを用いた授業の効果の検証
ドリルの利用については、これまでの問題集より多くの学生がほとんどの問題を解き、解答して提出している。しかし問題の量が少ないため、各担当教員が補充しているのが現状である。また、復習小テストについて、中谷がその取り組みについて学会発表した。
(2) 学生自らが行う達成度評価の方法とその効果の検証
長水、宮田、中谷が探究課題の達成度評価について方法を提案した。学生へのアンケートの結果、学生は探究課題を楽しいと感じ、自己評価を受け入れていることがわかった。また、TAMSと連携し、基礎数学のドリルに達成度チェック項目を付け、学生自身に評価させるようにした。
(3) 学生の主体的な活動を促すグラフ電卓とパソコンの活用方法の研究
探究課題やグラフアートのレポート提出など、継続的に取り組んでいる。
(4) テクノロジーの利用も含めた新しい数学教育のカリキュラムの検討
テクノロジーを利用する探究課題を、各学年で、目的(目標)、評価に応じて取り入れていく方向で検討中である。宮田が、学生の主体的な活動とも絡めて、「知識、作業、発見、表現、証明、発展」といった観点で課題への取り組みについて学会発表した。
(5) 研究集会による研究成果の収集と公開
6月の福井高専主催「第9回グラフ電卓活用研究会」では、6件の発表があった。また、平成21年3月には「第2回関数グラフアートカンファレンス」を東京で行い、優秀作品の表彰および作者(生徒・学生)による発表を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] TI-89を活用した数学教育2009

    • 著者名/発表者名
      長水壽寛
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録 1624

      ページ: 106-111

  • [学会発表] パスカルの三角形とフラクタル図形2008

    • 著者名/発表者名
      宮田一郎
    • 学会等名
      北陸4県数学教育研究(越前)大会
    • 発表場所
      越前市文化センター
    • 年月日
      2008-11-14
  • [学会発表] 微積分復習小テストの取り組み2008

    • 著者名/発表者名
      中谷実伸
    • 学会等名
      北陸4県数学教育研究(越前)大会
    • 発表場所
      越前市文化センター
    • 年月日
      2008-11-14
  • [学会発表] TI-89を活用した数学教育2008

    • 著者名/発表者名
      長水壽寛
    • 学会等名
      RIMS研究集会数式処理と教育 : 数学教育における数式処理システムの効果的利用に関する研究
    • 発表場所
      京都大学数理解析研究所
    • 年月日
      2008-08-29
  • [学会発表] 探究課題の評価について2008

    • 著者名/発表者名
      長水壽寛
    • 学会等名
      第90回全国算数・数学教育研究(福島)大会
    • 発表場所
      郡山市民文化センター
    • 年月日
      2008-08-04

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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