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2007 年度 実績報告書

科学技術リテラシーのための科学技術理解増進モデル虹色サイエンス実験屋台村の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19500776
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

星屋 泰二  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 関西光科学研究所・管理部, 研究員 (20446404)

研究分担者 西川 雅弘  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50029287)
キーワードきつづ光科学館ふぉとん / 白川博士科学講演会 / 教員研修セミナー / サイエンスフェスティバル / ふぉとん実験屋台村 / 動機づけ / 自然界の謎 / コリオリの力
研究概要

きっづ光科学館ふおとんにおいて平成19年度に実施した科学講演会、企画展、研修セミナー、フェスティバル、実験教室に関する構成要素の特徴と効果を評価した。
1.動機づけ型;科学講演会・フェスティバル型:白川博士特別講演会では、演者の周到な準備と工夫、.演示実験の検討により、科学教育の動機づけを有効に展開できた。またサイエンスフェスティバルでは、計算されたシナリオと演示実験により、高い難度の内容に関し、理解増進が図れた。
2.環境醸成型;親子実験教室型:夏季企画展に関連し、家庭学習のための、家庭用品からなるコリオリの力体感装置を考案した。こうした体感装置を契機に親子環境で取り組み、実験の成立性を通して効果的に学習することが重要である。
3.技術研修型;教員研修型:授業で手軽にでき、子どもに見せ、作業させる実践的内容、フィールドワーク、日頃できない実験・実習、高度なテクノロジー体験、地域教材の活用について研修した。不思議を有し、それが解ることが理科嫌いをなくす手段であり、理科にとらわれず研究の姿勢を学ぶことが重要である。
4.特別授業型;学校教育補完型・特別実験、出前授業型:エネルギー変換、光、物質・エネルギーの謎解きについて先端的研究を担う研究者からの支援とメッセージを含め、教育的視点からの提言を交え実施した結果、・高度かつ先端的内容を含みつつ、研究への身近なイメージを把握させることができた。
5.ふおとん実験屋台村モデルの提唱と試行実験:上記をもとに参加者が好むテーマを選択学習し、個々の理解速度に合わせて次テーマに移動できる「ふおとん実験屋台村モデル」を提唱した。多くの利点を有する他、意外性と驚きに代表される日常の不思議を科学で理解するために有用である。けいはんな学研都市で試行し、屋台ブースの参加者440名を得て、9割近くの子供達が、理科実験を楽しみ、動機づけされ、理解度は極めて高いことが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] きっづ光科学館ふぉとんにおけるふぉとん虹色エネルギー実験教室の実践2008

    • 著者名/発表者名
      星屋 泰二, 佐々木 和也, 西川 雅弘
    • 雑誌名

      レーザー研究 36

      ページ: 221-225

  • [学会発表] 関西光科学研究所における科学教育振興のためのセミナー活動の発展2008

    • 著者名/発表者名
      西村 昭彦, 浅井 利紀, 星屋 泰二, 木村 豊秋, 打越 克已, 松田 俊明
    • 学会等名
      日本原子力学会「2008年春の牛会」, N36
    • 発表場所
      大阪大学(大阪府吹田市)
    • 年月日
      2008-03-28

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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