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2007 年度 実績報告書

作業記憶の効率化に基づいた言語運用能力養成システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500780
研究機関北海学園大学

研究代表者

平田 恵啓  北海学園大学, 工学部, 潤教授 (30250509)

研究分担者 井野 秀一  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (70250511)
竹内 文也  北海道大学, 医学部, 准教授 (30281835)
キーワード教育工学 / 脳波 / 計測工学 / 認知科学
研究概要

本研究の目的は、話者の声を0.2秒程度遅らせて話者自身の耳に戻す聴覚遅延フィードバックと話者が他人の声をほんの少しの遅れ時間で声に出してオウム返しを行う同時復唱がともに話者の発話の流暢さを乱すという類似性に着想を得て、心理学的な作業記憶の概念と研究代表者が行ってきた神経科学的な計測アプローチをベースとした言語運用能力養成システムの開発を目指すところにある。そのためには、両者に共通な客観的指標を見つけ出して、それを利用することが必要なる.
本年は、1)脳波測定により英語の同時復唱を行っている状態での脳波測定を行った.律動成分中のアルファ帯域(8-12Hz)の大きさが同時復唱の開始と共にどのように変化するのかを調べた結果、復唱開始前の大きさを基準とすると数分の一までに減少することを確認した.復唱課題の終了と共に元のレベルまで回復することから課題との関連が示唆された.2)f-MRIを用いて、通常の発話と聴覚遅延フィードバック時の発話が脳内活動として観測するとどのような違いが生じるのかについて検討を行った.本年度中は、使用しているMRI装置の制約により十分な精度の結果を得ることができない結果となった.課題のさせ方についての試行錯誤を行っているところであり、次年度では新しい結果を得ることを目指している.3)DAFの要素を取り入れた言語運用能力養成システムを構築するための、基本的な構成の検討を開発した.次年度末までには対外発表を行い,その評価を得る予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Application of Electroencephalographic Technology to Teaching Listening Comprehension2007

    • 著者名/発表者名
      Y.Hirata
    • 雑誌名

      Proceedings of 2007 International Conference on ICT in Teaching and Learning

      ページ: 376-383

  • [学会発表] Shadowing requires a lot of effort?:EEG approach2007

    • 著者名/発表者名
      Y.Hirata
    • 学会等名
      The Japan Association for Language Teaching 33rd International Conference
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-10-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2019-08-09  

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