研究課題/領域番号 |
19500784
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
松藤 みどり 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30271464)
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研究分担者 |
新井 達也 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (70331303)
大塚 和彦 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (80331304)
長南 浩人 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (70364130)
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キーワード | サインライティング / サインライト / 手話 |
研究概要 |
1.手話の記述方法の一つ、サインライティングについては「日本サインラト協会」という既存の団体がある。その団体のメンバーの4人を研究協力者とし、スペイン手話について英文で解説した手引書、"Sign Writing: a completesystem for writing and reading signed languages" Spanish Sign Language(LSE)English Versionの日本語版を発行するために数回会議を開催し、手話の用例を検討をした。和訳はほぼ終わっているが、用例がスペイン手話のままで発行しても意味がないことが明確になり、日本手話から同じ手型を用いた用例を探すことが必要になった。この作業は主要メンバーの体調の都合でやや遅れ気味であるが、来年度は日本人向けの解説用冊子を発行できる見込みである。 2.翻訳の許可を得ているドイツ語の"Handbuch zur GebaerdenSchrift"の翻訳に着手した。不明な部分は原著者Stefan Woehrman氏とメールで連絡を取ったり、来日したミュンヘン大学で聴覚教育を専攻する研究助手に尋ねたりして、解明に努めた。出版社にも連絡をとり、翻訳の許可と本文中に使用されているイラストの使用許可を確認した。 3.イラストや記号などを容易に取り込むことのできるシステムの構築については、いくつかのソフトを試しながら研究を進めている。可能な方法はいくつかあるが、手軽に取り込める方法を研究中である。この研究は1.の冊子発行の際にも応用する予定である。 4.江戸川区ろう者協会の公開ゼミの一環として「やさしい手話筆記法」についてのワークショップを数度開催し、教材として1.の研究の一部を用いた。
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