研究課題/領域番号 |
19500784
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
松藤 みどり 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30271464)
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研究分担者 |
新井 達也 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (70331303)
大塚 和彦 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (80331304)
長南 浩人 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (70364130)
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キーワード | サインライティング / サインライト / 手話 |
研究概要 |
1.手話記述方法の一つ、サインライティングについては「目本サインライト協会」という既存の団体があり、研究代表者もその会員である。団体メンバーの4人を前年度に引き続き研究協力者として、簡易な解説用冊子を作成した。 2.スぺイン手話について英語で解説した手引き書の翻訳が終わり、日本手話で同様の例を渉猟した。この作業には思いのほか時間がかかり、次年度に持ち越すことになった。 3.東京都聴覚障害者連盟青年部において「サインライト学習会」を開催した。1.で作成した冊子の一部を使用し、受講者に提示することによって理解を深めることができた。 4.世界70の国と地域の手話をサインライティングで表し、オンラインで提供しているサインバンクhttp://www.signbank.org/に日本の手話を記載してきたが、用式の変更に合わせ、更新し、新たな単語を加えた。http://www.signbank.org/SignPuddle1.5/latest.php?total=199。184語を登録中。 5.アメリカの聾教育におけるサインライティングを含めた手話による教育に関する取り組みを知るためにアメリカの聾教育評議会(the Council on the Education of the Deaf)の構成団体であり、研究代表者が会員であるAssociation of College Educators of the Deaf and Hard ofHearing(ACE-DHH)の年次大会に研究分担者が参加し、情報収集と意見交換を行った。聾教育において手話は必要不可欠なものとされてはいるが、英語のリテラシーの発達や教科指導との関連では、いまだに決め手が見つかっていない。教科指導に応用する手話を考える際には、音声言語に対応した手話を視野に入れる必要があることがわかった。
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