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2007 年度 実績報告書

日本語自由対話訓練システムにおけるFocus on Formに基づく学習環境設計

研究課題

研究課題/領域番号 19500795
研究機関静岡大学

研究代表者

小西 達裕  静岡大学, 情報学部, 准教授 (30234800)

研究分担者 伊東 幸宏  創造科学技術大学院, 教授 (20193526)
近藤 真  静岡大学, 情報学部, 教授 (30225627)
キーワード知的教育システム / 日本語教育 / Focuson Form / 対話システム / 対話訓練
研究概要

次年度以降の検討に必要なデータ収集と基礎的検討を行い,先行研究で構築した自由対話訓練システムへのFocus on Form戦略の組み込みを開始した。具体的には以下の通り。
1)日本語文法に含まれる文法的形式(Form)の抽出
Focus on Formの枠組みを用いるためには,対象言語である日本語が有する文法的制約を形式的に書き下す必要がある。語学教育の分野における検討では,英語やヨーロッパ言語についてのFormの抽出は進められているが,日本語に関しては体系的な整理が不十分である。そこで本研究では,日本語に含まれる文法的制約をFormとして整理した。
2)抽出された文法的形式の性質の分析
FonFにおける効果的な応答戦略を設計するには,各文法的形式の複雑さ,学習者の母語との差異などの性質を考慮する必要がある。そこで1)にて抽出されたFormを分析し,その性質に基づいて分類した。なお学習者の母語としては英語を想定した。
3)日本語教育の学習項目の調査とこれらに対応する対話状況の設計
文献に基づいて日本語教育の現場で実際にどのような学習項目に対して学習指導が行われているかを調査し,ここから本研究で構築するシステムで学習支援すべきものをリストアップした。さらにこれらの学習項目をロールプレイにより学習させるために適した対話状況を設計した。
4)誤り文例の調査
日本語学習者が犯しやすい誤文パタンを収集した。収集には市川「日本語誤用例文小辞典」凡人社(1997)などを行いた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 対話文脈を利用した構文意味解析2007

    • 著者名/発表者名
      池ケ谷 有希, 野口 靖浩, 小暮 悟, 伊藤 敏彦, 小西 達裕, 近藤 真, 麻生 英樹, 高木 朗, 伊東 幸宏
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌 Vo1.22,No.3

      ページ: 291-310

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本語対話訓練システムにおけるFonFに適した学習項目を網羅可能な対話シチュエーション設計2008

    • 著者名/発表者名
      大長容子, 小西達裕, 近藤真, 伊東幸宏
    • 学会等名
      教育システム情報学会第2回学生・院生研究発表会
    • 発表場所
      電気通信大学
    • 年月日
      2008-03-03

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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