研究課題
基盤研究(C)
九州大学病院内視鏡外科手術トレーニングセンターにて、各種コースを設け、セミナーを実施した。セミナーコースは整形外科医向けの関節鏡手技習得コースで、3回36人が受講した。ベーシックコースはボックス、シミュレータ訓練のみの、研修医向けのコースで、5回44人受講した。我々が最も力点を置いたのは、基本手技の習得に特化したスタンダードコースで、講義(内視鏡外科手術の特性、機器の説明・使用法、内視鏡・鉗子の基本操作、視野展開法、実際の剥離、切離、縫合、結紮などの基本手技の講義)、ボックス訓練(鉗子による空間認知、左右の協調操作、剥離、切離、縫合、結紮などの基本手技の反復訓練)、シミュレータ訓練(シミュレータによる基本的鉗子操作手技の訓練)、動物による手術訓練(実際の腹腔鏡下手術と同様な、腸間膜の血管、胃、腸を用いて止血、剥離、切離、縫合、結紮などの内視鏡外科手術の基本手技の訓練)から成る教育カリキュラムを作成した。44回511人が受講した。アドバンスコースは、実践に即した手技の習得を目的とし、整形外科3回、小児外科2回、消化器外科6回で120人受講した。スタンダードコースにおいて訓練効果を客観的に評価できる技術評価タスクを考案した。被訓練者全員に対してトレーニング前、および後に同じ評価タスク(円形の連続縫合)を行った。タスクは全て録画保存されるとともに、所要時間やエラーを測定、記録した。さらに左右両鉗子の先にセンサーを取り付け、磁気式三次元位置計測装置(AURORA^<TM>)を用いて鉗子の軌跡を記録した。解析により、被訓練者の手技の上達は見られるものの、手技に伴うエラーが増加することがわかった。また、被訓練者に対し、シミュレータ(LapSim^<TM>, MIST^<TM>)を用いて決められたタスクを課し、データを蓄積した。
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