研究課題/領域番号 |
19500809
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
園屋 高志 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (30016696)
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研究分担者 |
河原 尚武 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20128424)
関山 徹 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (40363600)
植村 哲郎 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (60040739)
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キーワード | 離島・へき地教育 / テレビ会議システム / 交流促進方策 / 遠隔教育 / 学校教育 / 大学教育 |
研究概要 |
本研究は、申請者らがこれまで研究してきた相互支援型交流システムを用いて、離島・へき地校と大学間の交流を行う際の「交流促進ノウハウ集」を開発することを目的としている。平成19年度は次のことを行った。 1.交流促進方策の立案・実施 (1)離島・へき地校における調査及び資料収集 離島・へき地校や教育委員会を訪問し、学校間交流の実情やICT環境の現状を調査し、交流の促進要因と阻害要因について考察した。訪問先は、大島郡大和村立名音小学校ほか、学校5校、教育委員会3カ所であり、それぞれから交流促進に有用な資料を得ることができた。 (2)出前講座の実施 交流促進方策の一つとして、交流システムの教育的意義、実際の利用法などを学校教員に知ってもらうための講座を、大学側から地域に出向いて行う「出前講座」の形式で実施した。平成19年8月に大島郡徳之島町で行い、講座受講者への調査結果から、交流促進方策に関する資料を得ることができた。 2.交流の実践とその結果にもとづいた交流促進方策の評価 大島郡名音小学校と教育学部との間で交流授業を2回行った。1回目は平成19年11月29日に「情報メディア論I」の授業で、2回目は12月19日に「教育方法概論」の授業において、それぞれ名音小学校教員と教育学部学生との間でテレビ会議システムを通して、離島・へき地教育に関する情報交換を行った。交流後の学生への調査結果から、交流促進方策についての有用資料を得ることができた。これらの研究結果から、交流促進方策をある程度評価することができた。
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