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2009 年度 実績報告書

中学校地理的分野で創案的発想の形成とその知識共有を図る地図教材支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500816
研究機関筑波学院大学

研究代表者

山島 一浩  筑波学院大学, 情報コミュニケーション学部, 准教授 (90310193)

キーワード教育工学 / 地理情報システム / 野外調査
研究概要

本研究は,学習成果の再利用性(さらに発展させた課題として取り組む等)や,個々の学習成果(地図)を統合して別の観点から比較して分析できるようにするなど,学習者の気づき,発見の仕掛けを持つ協調学習に適した効率的な地図制作支援と課題の継続・統合など課題を持続的に発展させていけるような制作過程を組み込んだ地図教材システムを開発するのが目的である.
本年度は,学習者が仮説を立て,実際に地域調査を行う記録するツールの開発に取り組んだ.学習者は,仮説にもとづいて行う地域調査研究で使用する本端末システムを用いて,写真やメモをクライアントマシンにまず登録する.それをWebサーバに蓄積していく.蓄積した情報を再利用できるようにするため,学習者の記録資料として,調査地点の画像と,対象となるランドマークや調査対象物の切り出し画像,その場所の位置情報(GPSで取得),方位(センサーで取得),メモを記録していく.その学習者の調査内容をサーバに登録し,位置や方位による絞り込みや,画像検索の結果を,調査している学習者の端末へ位置情報,方位,画像,メモの関連する周囲の調査データを送信する.その周辺を歩く学習者が過去の調査情報とWebカメラを使って端末に表示させた調査地点の映像とをあわせて表示させ,閲覧できるようにする.そうすることで学習者の地域への考え方を深めるための情報補強を行えるようにする.システム開発を行うにあたり学習者の端末情報にもとづく行動についての調査を行い,それをまとめた論文を発表した.また,本システムについてまとめた論文は,2010年8月に行われる国際会議ICGG2010で採録(2010年1月決定)された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 位置把握を体験する地図学習活動における学習者の行動と意識2009

    • 著者名/発表者名
      山島一浩
    • 雑誌名

      日本図学会2009年度学術論文集

      ページ: 109-112

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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