研究課題/領域番号 |
19500817
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
斐品 正照 東京国際大学, 商学部, 准教授 (30305354)
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研究分担者 |
松永 公廣 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (20099831)
三石 大 東北大学, 教育情報基盤センター, 准教授 (50305306)
浅羽 修丈 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (50458105)
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キーワード | 教育工学 / 認知科学 / 社会系心理学 / CMC / インタフェイス |
研究概要 |
インターネット等の通信回線に接続されたコンピュータや、携帯等のモバイル端末を利用し、電子メールやチャット、ブログやSNS等のシステムを使ったコミュニケーションであるCMC(Computer Mediated Communication)を行う機会が増えている。教育現場も例外ではなくCMCは既に日常的なコミュニケーション活動になった。しかし一方で、CMCは問題も指摘されている。現代のCMCは、もはや自己流や経験則に頼るのではなく、心理学等の科学的な根拠を踏まえて、戦略的にその能力を学習・訓練する必要がある段階であると言っても過言ではない。そこで、本研究はCMCにおけるコミュニケーション活動、特にCMCにおける人間関係・対人関係の構築過程に注目し、そこでの心理(感情や意欲、意思決定)等の科学的な根拠を実験や調査等で明らかにし、その根拠を踏まえてコミュニケーション能力を育成するための学習支援システムを構築することを目指す。 平成22年度(4年目)の研究活動は、平成20年度(2年目)に実施したテキストベース型CMCの活動における非言語情報の心理的な影響の調査実験の知見や、平成21年度(3年目)に実施した非言語情報と表現したい感性との一致・不一致の実態を調査するシステムの検討・設計を踏まえて、非言語情報と表現したい感性との一致・不一致の実態を調査するシステムのスパイラル的な開発、およびそれらを利用した心理実験を実施して、開発した調査システムが各種データを収集できることを確認した。また、これまでの研究成果を踏まえて、大学教育における実践的なCMCのシステムの構築を目指した。CMCをSNSに絞ることを決定して、SNSの研究に関するサーベイや、国内において利用者が多いSNSを事例対象とした機能や用途等の分析を行い、それらの結果を踏まえて、オープンソースのSNSエンジンをベースにした独自のSNSのスパイラル的な構築を行った。今後は、構築したSNSをスパイラル的に発展させながら、大学のゼミ教育を対象として、非同期・分散で参加する複数の教員や複数の学生の参加によるクローズ系SNSの実践的な運用を行う中で、各種実験の知見を踏まえたモジュール(プラグイン)の導入と効果の検証を行っていく予定である。
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