研究課題/領域番号 |
19500825
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
青木 克比古 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80329367)
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研究分担者 |
山野 剛助 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50064465)
三嶋 昭臣 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (30064463)
槻橋 正見 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (00064436)
石井 晃 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (70064475)
大林 博一 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60169050)
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キーワード | 組織教育学 / 数理教育 / 学習支援システム / 学びの文化形成 |
研究概要 |
本学の工学基礎教育センター内で組織されている数理教育研究会の中に『組織的教育力による学びの文化形成』の研究のチームを立ち上げた。研究チームで、組織的教育力に関し、米国大学(ロチェスター工科大学)や石川県の高校へ訪問(授業公開への参加として県下の19校を訪問)し、さらにインターネットを通じた資料などにより情報収集した。これらの調査・研究から本研究の目指す組織的教育力のベンチマークを策定した。 工学基礎教育を担当する教員の組織的な活動として、組織的な教育力を育むことを目指し、教育情報の共有化、授業公開、教材開発とその教授法の勉強会など教員のFD活動を計画し、工学基礎教育センターFD研修会を開催した。その結果を報告書としてまとめ、全員で情報を共有するともに、次年度へのアクション事項を挙げた。 さらに、教員と学生間で学ぶ仕組みとして、授業アンケートを起点とした授業運営のPDCAの仕組みとして、センター独自の数理の学習アンケートを作成し、各学期での授業のパフォーマンス分析を行った。また、従来のオフィスアワーを発展させた組織的数理アドバイザー制を研究し、平成20年度より、工学基礎教育を担当する全教員が、数理アドバイザーとなり、特定の学生の学習ケアを行うこととなった。学生同志が学ぶ仕組みとして、授業でのチーム学習の導入や授業外(課外)での数理考房で学生同士が資格取得など、自主的に相互学習する仕組みなどを研究し、一部その活動を具体化した。 これらの、19年度の研究活動を学外に講演発表(後述)するとともに、高大連携の活動報告として、『高大連携による数理の副教材』を作成した。
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