研究課題/領域番号 |
19500825
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
青木 克比古 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80329367)
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研究分担者 |
山野 剛助 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (50064465)
三嶋 昭臣 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (30064463)
中 勉 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (40148151)
高 香滋 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (90175422)
谷口 進一 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (50440483)
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キーワード | 組織教育学 / 数理教育 / 学習支援システム / 学びの文化形成 |
研究概要 |
平成20年度は、前年度の研究成果を工学基礎(数学、物理、化学)教育にトライアルとして適用した。具体的な研究実績は以下の通りである。 1.本研究組織のメンバーが中心となって、工学基礎教育を担当する教員(約30名)の教育情報の共有化、授業公開、教材開発とその教授法の勉強会など教員のFD活動を実施した。この活動のまとめとして、活動を全体で討議し、全員参加のFD研修会を開催した。この成果をFD研修会報告書としてまとめた。 2.学生同志が学ぶ仕組みとして、モデル教室として、数理工統合科目の授業(統合課題の演習)でグループ学習を導入し、学生相互での学習を奨励し、その効果を授業アンケートで測定した。 3.授業外(課外)で学生同士が学ぶ仕組みとして、数理考房のプロジェクト活動を実施し、研究組織メンバーのアドバイザーのもとで、プロジェクりトメンバーが数学技能検定試験の資格取得のための自主的に相互学習した。 4.教員と学生間で学ぶ仕組みとして、課外学習支援として従来のオフィスアワーを発展させた数理アドバイザー制を組織的に運用した。数理アドバイザーは28名の教員が担当し、参加学生は、学力診断で下位の学生100名であった。 5.以上の工学基礎教育の授業、課外にわたる学習活動に関し、学生からは、授業アンケートや数理の学習に関するアンケートなどを、また教員からは、教育アンケートなどを行い、組織的な教育力の効果をベンチマークと比較して、点検・評価する。また、必要に応じて、仕組みの改善を行い、次年度の本格的な実践を目指す。 6.さらに、20年度の研究活動を学外に講演発表するとともに、活動報告妻に纏めた。
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