研究課題/領域番号 |
19500833
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
横山 宏 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (20249452)
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研究分担者 |
松永 公廣 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (20099831)
正木 幸子 大阪商業大学, 経済学部, 教授 (30249445)
野口 紳一郎 龍谷大学, 理工学部, 実習講師 (40319497)
下倉 雅行 大阪経済大学, 経営学部, 講師 (80444503)
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キーワード | 科目設計 / ナビゲーション戦略 / 授業設計 / 情報教育 / 教育工学 / 一般情報教育 / 授業デザイン / 一般情報教育 |
研究概要 |
1. ナビゲーション戦略に基づく授業設計を行なった授業の実践 前年度の成果「科目デザインプロセス」で開発した4つのシート((1)学習目標設定シートへの記入作業、(2)科目デザイン項目シートへの記入作業、(3)ひな形シラバスシートへの記入作業、(4)授業スケジュールシートへの記入作業)を用いて、実際に科目デザインを行ない、それに基づいた授業を実践した。科目は分担者や研究協力者が所属する大学(大阪商業大学、摂南大学、大阪国際大学、他)でのマルチメディア基礎、プログラミング基礎、情報処理概論などであった。現在、その実践結果を分析中であり、特に、シートの分かりやすさ、記入しやすさ(記入の実行可能性)についての問題点を抽出しつつある。 2. ナビゲーション戦略の論理的根拠の追求(その2) 従来の科目デザインは、まず教える内容と授業の形式を考え、その上で教科書・資料・教材、テスト・レポートの形式を考え、それらをシラバスにまとめるものである。本研究で提案するシートベースの科目デザインは,まず科目で育成する能力を考え,次に授業の内容をどうするのか、それらを身につけさせる授業スタイル、授業を行なったことで想定した能力が身についたかどうかを確認するテスト・レポートや,ポートフォリオ・ラーニングアウトカムズを考えるというものと整理した。そして、これらの手順の詳細を4つにシートに記述することによって、個々教員の内的作業は外的作業に変わり、プロセスは外化されることになるとした。 3. データの集計・分析の簡略ツールの開発 4つのシートの記入のしやすさを分析することで、記入の簡略ツールの仕様を検討したが、実践結果の分析が完了してから、再度の検討が必要と考え、平成21年度に開発を行うこととした。
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