研究概要 |
専門科目(人工知能)において,講義をその日の講義内容の概要を説明するのにとどめ,残りの時間をeラーニングを中心にして,配布した講義整理ノートに講義スライドによって学習させた.試験の前の週にeラーニングで問題による学習をさせた.また,提出させた報告書を相互評価させて,修正させた.このような展開の授業について,効果を分析し,国際会議で研究発表するように英文原稿を執筆中である. 中学校及び高等学校外国語(英語)科において対面型の指導が得られる授業枠の中に,教師によって一斉指導をする時間,eラーニングを活用した個別学習,ペアやグループでの協同学習を行う時間を効果的に組み合わせ,一単位時間内での「ブレンド型授業」を設計し,その実践方法と効果に関する研究をまとめて,国際会議ICCEで研究発表し,更に,教育システム情報学会誌に掲載された. 日中間国際テレビ会議交流によって,卒業研究の内容をWord文書とスライドにまとめさせ,合同ゼミで説明し合う実践をした.毎週,40項目のアンケートに回答させて,自己評価をして振り返らせた.この実践について国際会議ICCEで研究発表し,更に,The Journal of information and systems in educationに掲載された. 問題自動生成機構として,物理と化学を題材にして,計算問題が自動生成できる機構を開発した.教材データと重要語句データから7種の形式の問題を自動的に生成する機構を研究開発し,eラーニングにおいて問題を多数準備できるようにした.その方法について電子情報通信学会教育工学研究会で研究発表した.今後,その効果を確認して,研究発表し,学会誌に投稿したい. 本年度の本研究課題に関する研究の成果は,雑誌論文3編,国際会議3編,専門研究会発表2件,学会発表10件で,極めて成果があったと言えよう.
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