研究概要 |
ブレンド型授業として,eラーニングを主に授業外と授業内に利用する場合を比較した研究はなされていない.授業外利用ブレンド型授業として,スライドによって講義をし,最後に10分程度で,小テストをした.授業外にeラーニングによって講義スライドによる学習と演習問題による学習ができるようにした.講義整理ノートを配布して,授業の内容を整理できるように工夫した.授業内利用ブレンド型授業として,ミニ講義を約20分した後,パソコン室でeラーニングの講義スライドを閲覧させながら,約60分間講義整理ノートの問題に解答を記入させた.その後,約10分間,小テストをした.このような二種類のブレンド型授業の効果の違いを明らかにした.この二種類のブレンド型授業の効果の違いについて国際会議ICCE2009で,授業内利用ブレンド型授業について国際会議E-learn2010で研究発表をした.今後,これを海外のジャーナルに投稿予定である. 日中間国際テレビ会議交流によって,卒業研究の内容をWord文書にまとめさせ,説明させた.更に,スライドにまとめてプレゼンテーションをするという,合同ゼミを実践した.毎週,自己評価をして振り返らせた。この実践について,日本科学教育学会で発表し,国際会議で発表した.これを国内の学会誌に投稿予定である. 高等学校外国語(英語)科において,教師によって一斉指導をする時間,eラーニングを活用した個別学習,ペアやグループでの協同学習を行う時間を効果的に組み合わせ,一単位時間内での「ブレンド型授業」を設計し,英語発話力の向上と性格因子との関係性について,明らかにして,国際会議ICCE2009で研究発表した. 昨年のアルゴリズムを改良して,問題自動生成機構として,物理と化学を題材にして,計算問題が自動生成できる機構を開発した.今後,その効果を確認して,研究発表し,学会誌に投稿したい.
|