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2008 年度 実績報告書

幼児教育科学生のためのデジタル紙芝居演習システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500837
研究機関武蔵野短期大学

研究代表者

荻原 尚  武蔵野短期大学, 幼児教育学科, 講師 (30194484)

研究分担者 木川 裕  武蔵野学院大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (60310265)
キーワード教育コンテンツ / e-learning / マルチメディア / 幼児教育 / 音響情報処理
研究概要

本研究は、幼稚園教育要領に準拠し、「選ぶこと」で子供達の考える力と想像力を育む情操教育教材「マルチストーリー型デジタル紙芝居」の開発と作品アーカイブの構築を目的としている。創作デジタル紙芝居作りは、これまで研究例がほとんどなく、教育方法の開発という意味でも、その意義は大きいと考えている。本教材は、従来の幼児教育の「手作り」の良さを活かし、その文化を継承・発展させる形で、子供達の情操教育、教育的に意義のあるコンピュータの利用、教育者と子供達の創意工夫を促すオリジナル作品の作成指導を目的としたものである。同時に、幼児教育学科学生のコミュニケーション能力の向上と創作能力の育成も目的としている。受講生の利用意識調査でも学習意欲と創作意欲の向上に効果があったと評価された。
今年度までに受講生のコンピュータ・スキルに対応した3種類のカリキュラムを完成させ、講義で利用した。
1. 作成時にコンピュータ・スキルを学習しないカリキュラム(講義形式)
コンピュータ関連科目以外で利用可能な受講生のコンピュータ・スキルをほとんど必要としないカリキュラムである。用意された複数のデジタル紙芝居テンプレートを使うので、画像のデジタル化以外の技術を必要としない。
2.コンピュータ・スキルも同時に学ぶカリキュラム(講義形式)
画像処理、音声処理の基礎を学びながら作成するカリキュラムである。デジタル紙芝居テンプレートを使うので、プログラミングは行わない。講義「音楽」で利用し、受講生から好評だった。
3. プログラミングの基礎も同時に学ぶカリキュラム(演習形式)
受講生がそれぞれ独自に「マルチストーリー型デジタル紙芝居」を構築する。個別に指導する必要があるが、独創的な作品を作ることができた。以上の結果、本カリキュラムの導入は、受講生の学習意欲と創作意欲の向上に効果があると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 幼児教育学科のためのマルチメディア教材の開発と利用効果2008

    • 著者名/発表者名
      荻原尚
    • 雑誌名

      パーソナルコンピュータ利用技術学会第3回全国大会講演論文集

      ページ: 111-112

  • [雑誌論文] 受講生の評価を反映させたマルチメディア教材の構築2008

    • 著者名/発表者名
      荻原尚
    • 雑誌名

      2008 PC Conference 講演論文集

      ページ: 316-319

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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