研究課題/領域番号 |
19500838
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研究機関 | 東京経営短期大学 |
研究代表者 |
玉田 和恵 東京経営短期大学, 経営総合学科, 准教授 (20299902)
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研究分担者 |
松田 稔樹 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (60173845)
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キーワード | 情報モラル / 道徳教育 / 教師教育 / 授業設計 / 教授活動ゲーム / 教材開発 / 情報科教育法 / e-learning |
研究概要 |
本研究の目標は、これまでの情報モラル教育が情報化社会のマイナス面を強調していたのに対して、情報モラルに関する判断力を育成するための「3種の知識による情報モラル指導法」と、多様な代替案の発想や自己責任などの考え方を指導し、問題解決力を育成するための「情報的な見方・考え方」を融合することによって、情報化社会のマイナス面に着目するだけではなく、プラスマイナスを考慮した上での情報モラルの適切な判断力と、情報技術の活用への積極的な態度を同時に育成することができる指導法を開発することであった。 本年度は、「3種の知識による情報モラルの指導法」と、「情報的な見方・考え方」を融合して、情報技術のプラス・マイナス面やトレードオフを考慮しながら情報モラルの判断力と共に情報技術の活用に対する積極的な態度を育成することができる新しい情報モラルの指導法を開発するために、3種の知識と情報的な見方・考え方の組み合せ方・提示方法、指導手順を検討し授業設計・教材開発を行い手法化した。 指導効果を検証するために、教職課程の学生を対象として、本指導法による模擬授業や教材システムでの指導案作成を実施した。 これまでの情報モラル教育が情報技術の活用に関して消極的な態度を育成する可能性が高かったのに対して、情報技術のプラス・マイナス面やトレードオフを考慮しながら情報モラルと共に情報技術に対する積極的な態度を育成し、そのことにより「社会を健全に発展させる人材を育成する」ことにつながる新たな指導法を開発した。
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