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2007 年度 実績報告書

企業における製品開発過程の流れを疑似体験させるマイコン技術教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500841
研究機関東京工業高等専門学校

研究代表者

青木 宏之  東京工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (20249759)

キーワードマイコン / 教育プログラム / 企業の製品開発過 / 自由課題 / 仕様書 / デバック作業
研究概要

本研究の目的は、既に現在実施されているマイコン技術教育プログラムに主として次の二点の要素を加味し、プログラムを更に進化・向上させることにある。(1)理論に加えて実社会とのつながりをより意識できるものに(2)学習者の目的意識をより一層明確なものにできるように。
本教育プログラムでは一通りの基本事項を学んだ後、学んだ内容を確実に身に付けるために、学んだ内容をベースに学習者一人ひとりが自らつくりたいものを考え企画して、ものづくりを行うという自由課題製作演習を既に実施している。本研究ではその際に、企業における製品開発過程の流れを教育プログラムに組み入れ、それを擬似体験させることにより、前記(1)(2)の目的を達成することを狙いとしている。
企業における製品開発過程の流れは大まかにいうと以下の通りである。製品企画→仕様設計→機能試作→評価・改良→量産設計/筐体実装→量産評価→製品出荷、というような流れである。当該年度の研究においては、まず、"機能試作→評価・改良"部分の整備を行った。ICE(In Circuit Emulator)やロジックアナライザを導入し、それらの使い方や指導すべき内容についての整理を行い、デバック作業やトラブル解析作業を行うための環境整備を行った。続いて、"製品企画→仕様設計"部分について、どのようにつくりたいものを紙の上に仕様書としてまとめればよいか例題の整備を行った。次年度ではこれら成果を実際の授業の中に組み入れるとともに、残る"仕様設計→機能試作"部分等の環境整備を行い、本教育プログラム全体を通した問題点の把握やその改良、教育効果の評価を行い、その後の更なる改良に繋げていく予定である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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